MCナイロンの耐薬品データ

MCナイロンの耐薬品性は、浸漬温度、浸漬時間、薬液濃度および適用される応力によって大きく異なります。
記載のデータはあくまでガイドラインとしてのみご利用ください。サンプルによる実使用条件下での予備試験をお勧めいたします。

薬品名 濃度(%) 耐性
アクリロニトリル UD A
アセトアミド 50 A
アセトアルデヒド 40 A
アセトン UD A
アニリン UD B
あまに(亜麻仁)油 CA A
アミルアルコール(ペンタノール) UD A
亜硫酸 10
亜硫酸水素ナトリウム(重亜硫酸ナトリウム) 10 A
アリルアルコール UD B
安息香酸 SS C
アンモニア(気体) 20 B
アンモニア水(水酸化アンモニウム) 10 A
硫黄 UD A
イソプロピルアルコール(=イソプロパノール) UD A
イソプロピルエーテル UD A
エチルアルコール(エタノール) 96 B
エチルエーテル(エーテル、ジエチルエーテル) UD A
エチレン<エテン> UD A
エチレングリコール UD A
エチレンジアミン<ジアミノエタン> UD B
塩化亜鉛 10 B
塩化アリル UD B
塩化アルミニウム 10 A
塩化アンチモン(Ⅲ) 10 C
塩化アンモニウム 10 A
35
塩化エチル<クロロエタン> UD B
塩化カリウム SS
塩化カルシウム 10 A
塩化水銀(Ⅱ) 5 B
塩化スズ(Ⅳ) 10 C
塩化鉄(Ⅱ)<塩化第一鉄> 10 A
塩化鉄(Ⅲ)<塩化第二鉄> 5 B
10 B
SS C
塩化銅(Ⅱ)<塩化第二銅> 10
塩化チオニル UD D
塩化ナトリウム<塩> 10 A
90 A
塩化ビニル UD A
塩化マグネシウム 10 A
塩化メチル<クロロメタン> UD B
塩化メチレン<ジクロロメタン> UD C
塩酸<塩化水素酸> 1 B
2 B
10 C
塩素ガス(乾燥) UD C
塩素酸ナトリウム 10 A
塩素水 10 B
オクタン<イソオクタン> UD A
オゾン UD C
オレイン酸<9-オクタデセン酸> UD A
過塩素酸 10 C
過酸化水素 1 C
3 C
UD C
ガソリン(無鉛) CA
過マンガン酸カリウム 1 C
ぎ酸 2 B
10 C
キシレノール UD D
キシレン UD A
クエン酸 10 B
SS C
グリコール酸<ヒドロキシ酢酸> UD C
グリセリン<グリセロール> UD A
クレゾール<メチルフェノール> 90 D
クロム酸 1 B
クロロ酢酸 10 C
クロロスルホン酸<クロロ硫酸> 10 C
クロロベンゼン UD A
クロロホルム(トリクロロメタン) UD C
ケイ酸ナトリウム 10 A
軽油 CA A
鉱油類 CA A
酢酸 10 B
50 C
酢酸アミル<ペンチルアセテート> UD A
酢酸エチル UD A
酢酸カリウム 50 A
酢酸ナトリウム 60 A
酢酸ブチル UD A
酢酸鉛 10 B
酢酸メチル UD A
サリチル酸 SS A
三フッ化ホウ素 UD C
次亜塩素酸カルシウム<カルキ> SS C
次亜塩素酸ナトリウム<次亜塩素酸ソーダ> 10 C
シアン化ナトリウム(青酸ソーダ) 10 A
ジエチレングリコール UD A
四塩化炭素<テトラクロロメタン> UD A
ジオキサン UD A
シクロヘキサノール(そのエステル類含む) UD A
シクロヘキサノン UD A
シクロヘキサン UD A
ジクロロエチレン UD A
ジクロロジルフルオロメタン(R-12) UD A
ジフェニルエーテル<フェニルエーテル> UD A
ジメチルアミン UD A
ジメチルホルムアルデヒド UD A
臭化カリウム 10 B
臭化水素<臭素酸> 10 C
臭化リチウム 50 D
シュウ酸 10 B
臭素(液体) UD C
臭素水 2
酒石酸<ブタン二酸> 10 B
潤滑油 CA A
硝酸 0.1 B
10 C
硝酸カリウム 10 A
硝酸銀 50 A
硝酸ナトリウム 50 A
樟脳(ショウノウ) 50 A
シリコーン油 CA A
CA C
水銀 UD A
水酸化カリウム 10 A
50 B
水酸化カルシウム 10 A
SS A
水酸化ナトリウム<カセイソーダ> 10 A
50 A
水酸化マグネシウム 10 A
ステアリン酸 UD A
石油エーテル(ベンジン) CA A
せっけん液類<清浄液類> UD A
タール CA B
炭酸 10 A
炭酸アンモニウム 10 A
炭酸カリウム SS A
炭酸水素ナトリウム<重炭酸ナトリウム> 50 A
炭酸ナトリウム 20
50 A
チオフェン UD A
チオ硫酸ナトリウム 10 A
デカリン<デカヒドロナフタレン> UD A
テトラクロロエタン UD
テトラクロロエチレン<パークロロエチレン> UD B
テトラヒドロフラン UD A
テトラリン<テトラヒドロナフタレン> UD A
トリエタノールアミン UD A
トリクロロエタン UD A
トリクロロエチレン<トリクロロエテン> UD B
トルエン UD A
ナフタレン UD A
二クロム酸カリウム 5 B
二酸化硫黄(乾燥) UD B
ニトロベンゼン UD B
ニトロメタン UD B
乳酸10 A 10 A
90 C
尿素 5 A
二硫化炭素 UD A
パラフィン CA A
ヒドロキノン(ハイドロキノン) 5 C
漂白水(ジャベル水) CA
ピリジン UD A
フェノール<石炭酸> 5 C
90 D
ブタジエン UD A
ブタノール<ブチルアルコール> UD A
フタル酸 SS B
フタル酸ジブチル UD A
ブチルアミン UD
ブチレングリコール<ブタンジオール> UD A
ブチロラクトン UD A
フッ酸<フッ化水素酸> 5 C
フッ素 UD C
フルーツジュース CA A
フルオロケイ酸 30 C
フルフラール UD A
ブレーキオイル CA A
プロピオン酸<プロパン酸> 10 C
プロピレングリコール UD
プロパン UD A
ヘキサン UD A
ヘプタン UD A
ベンジルアルコール<フェニルメタノール> UD B
ベンズアルデヒド UD B
ベンゼン UD A
ホウ酸 10 B
抱水クロラール UD C
ホルムアルデヒド(気体) UD A
マレイン酸 UD C
マロン酸 UD C
UD A
メタノール<メチルアルコール> 50 A
UD A
メタン UD A
メチルエチルケトン<MEK> UD A
N-メチルピロリドン UD A
ヨウ素 UD C
酪酸 20 A
UD
硫化アンモニウム SS
硫化カリウム 50 A
硫化水素(気体) UD B
硫化ナトリウム 90
硫酸 2 C
20 C
硫酸亜鉛 10
硫酸アルミニウム 5 A
硫酸アンモニウム UD A
硫酸カリウム SS A
硫酸ナトリウム 90 A
硫酸銅(Ⅱ) 10 A
SS A
リン酸 1 B
3 C
10 C
リン酸ナトリウム 10 A
歴青(ビチューメン) CA A
レゾルシノール UD C
ワセリン CA A
ワックス UD A

ご注意

  1. データはすべて室温での判定を示します。
  2. 耐性の判定は「A」~「D」の記号をもって示しており、各々の定義は次のとおりです。
    • A:影響を受けない。あったとしてもわずかな水分等の吸収程度。機械的強度への影響は無視できる。
    • B:わずかに攻撃を受ける。機械的特性はわずかながら低下する。長期寿命を期待するのは難しい。
    • C:適度に攻撃を受けるか、水分等を吸収し適度に膨張する。材質的には使用限度がある。機能部品用としては推奨できない。
    • D:短時間で溶解するか、分解する。
    • ―:有用なデータなし。
  3. 濃度の欄の記号の意味は次のとおりです。
    • SS:飽和溶液。
    • UD:原液もしくは希釈していないもの。
    • CA:汎用市販品。

プラスチック、ゴム製品の
お見積依頼、お問い合わせはこちらから

✆ 052-505-8620

フォームからのお問合せ

© 2024 キクイパッキン 株式会社